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実は危ないかも?!フトアゴの床材選び


フトアゴの環境を整えるためにはまず、元々生きてきた環境も知っておくと良いでしょう。
今回は床材に焦点を絞ってお話しします。

フトアゴは砂漠地帯のトカゲです。その砂漠は砂の砂漠と言うよりは、硬い岩盤状の砂漠です。
そのため、フトアゴ飼育にはある程度岩盤状の床材を入れていきます。

目的は違いますが、使用法で便利に使える商品があるのでご紹介します。

水を含ませて冷やすタイプの素焼きテラコッタですが、水を含ませずに、バスキングスポット、パネルヒーターの上に置くと、石と同じように暖かくなり、フトアゴの体を暖めてくれます。
軽くて、何枚も置けるのでおすすめです❗
また、色も砂漠色なのでレイアウトにも向いています。

また、歩くことで自然に爪が削れるため、爪が延びすぎることによる歩行障害なども防ぐことができます。

もちろん、プレートタイプの石や、その辺の石、レンガ等でも大丈夫です。
その際は怪我をしないように角をとったり、割れにくいものにしてあげましょう。
最低でもケージの3分の1くらいは覆うと良いです。

さて、その他の部分の床材ですがよく使われている床材のメリット、デメリットをオススメ順に記載していきます。

①紙
三枚重ねくらいにし、ひきます
新聞紙も便利ですが新聞のインクで体が汚れる、誤飲したときに良くないのであまりオススメはしません

メリット
安価、掘っても破れるので絡まる心配がない、糞の始末がしやすい。

デメリット
見た目がいまいち

②ナッツ殻サンド


メリット
多少食べても平気、見た目が良い

デメリット
糞にすぐ気づかないと掃除が大変、ケージ全掃除の時に手間がかかる、消化しきれずに腸詰まりになったケースがある

③ペットシーツ
ペットシーツは、そのまま一枚のものをひくと掘るのが好き、隠れるのが好きなフトアゴの場合
掘っても破れない、隠れてたら絡まる等があり、怪我の恐れがあります。
できれば10cm四方位にカットしてひくのが良いでしょう。
または、真ん中のみ固定など、絡まらないような工夫が必要です。

メリット
糞の掃除が楽、匂わない

デメリット
見た目がいまいち、誤飲した場合腸詰まりになる可能性が高い

他にも色々な床材が販売されていますので、レイアウトに合わせて選ぶのも良いでしょう❗
ただし、フトアゴにオススメと書いてあっても避けた方な良いものもあります。

デザートサンド(クルミ殻ではなく、砂を使ったパウダー状のもの)

この種類の床材は、狭いケージの中だと肺に入り、肺疾患を起こす可能性、誤飲による腸詰まりの可能性があるのでオススメいたしません。
また、目に入って炎症を起こす場合があります。
広い自然界と、狭いケージの中では影響力が違うので注意しましょう😃

以上です

基本的にフトアゴは掘る動作をしても掘るための砂は必要ありません。
プレートの上ではその動作により、適度に爪が削れますので無理して砂を入れる必要はないでしょう。
ただし、産卵期には土が必要になります(産卵床)ので、その際はしっかりしたものを準備してあげましょう。