フトアゴや料理

美味しい料理やペットについて

年齢に合わせたフトアゴの餌選び☆アダルト期

☆アダルト期

アダルトになると脱皮の頻度が減ってきます。
少しずつ活き餌の量を減らしていきましょう。
動きも減ってくるため、すぐに肥満、高血糖になりそれが原因で死んでしまう場合もあります。

理想は野菜8割、虫2割です。
健康なフトアゴに限りですので、なにかしら体調を崩しているフトアゴには以下は当てはまりませんのでご注意ください。

野菜は葉物など緑の野菜を中心にします。
ニンジン、カボチャなどの根菜類は頻繁にはあげないようにします。
頻繁に食べているとインスリンの分泌を促しやすいため、インスリン抵抗性の悪化などにより糖尿病になりやすくなります。

一般的に小松菜が良いとされていますが、色々な緑野菜をあげることが理想です。
その際、結石ができたり、腎臓に負担をかけないためシュウ酸が多いものは控えめにしましょう。


また、フルーツに関しては、あげなくても飼い主さんの気が済むなら、あげない方が良いです。
フトアゴにとってはほぼメリットがありません。
果物には、果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖が含まれています。
哺乳類の場合は朝摂ることでエネルギーとして使用できますが、爬虫類はエネルギー消費量が少ないので余分な糖が蓄積され、血糖値を上げ続けてしまい、身体中がボロボロになってしまいます。
あげるとしても、月1回などに抑えましょう。
(ただし、拒食時の呼び水として使ったり、野生のものなどは糖分が少なく、栄養がスーパーの野菜より多いものがありますので、それについてはその限りではありません。)

野菜ジュースに関しては、あげたくてもあげない方が良いです。(もちろん、加糖、加塩、玉ねぎ入りなどは絶対ダメです。)
水分をとらせたい場合は基本は水で、どうしても飲まなければレタスやキュウリなどを少量与えたり、シルクワームなどをあげます。
飲ませても子供用のイオンウォーターにしましょう。
野菜ジュースは食物繊維がないのと、野菜類の細胞壁も壊されています。
そのため、消化にエネルギーも使わず、食物繊維によって糖や脂質がおさえられることもなくダイレクトに吸収されるため、飲んだ直後に急激に血糖値が上がります。
それにより、急死することもありますのであげないようにしましょう。

健康なフトアゴは数週間餌を食べなくても死にませんので、野菜を食べないからといってフルーツをあげたり、虫ばかりをあげないようにしましょう。

逆に痩せすぎの場合はハニーワームやシルクワームなど、たんぱく質、糖質、脂質が多いものを与え、早めに受診しましょう。

年齢に合わせたフトアゴの餌選び☆基本~幼少期

フトアゴを長生きさせるためには
年齢、消化機能など、様々な要素を考慮して、あげる餌を選択する必要があります。

☆餌付けの基本

餌をあげるときは基本的にピンセットを使います。
竹でてきているかじっても大丈夫なものを使いましょう。
ピンセットであげるメリットですが
ピンセットに付いているものが「美味しいもの」と認識してもらうためです。
拒食や病気、偏食、老化などに備えて
様々な餌を小さいうちから慣らしておく必要があります。
ピンセット=餌
という認識まで慣らしていきましょう。

☆お迎え初日

疲れとストレスにより、消化機能が落ちてる場合があります。
丸一日は餌を与えず様子を見ましょう。

2日目以降から少しずつ餌を与えましょう
環境に馴れやすいフトアゴですが
短くても一週間はかかります。
その間は触ったり、ずっと見ていたりなどは避けましょう

ショップできちんと餌付けされてる子はピンセットから食べてくれる可能性が高いです。

まだ餌付けされていないベビーをお迎えした場合は
置き餌などをして様子を見ましょう。
まずは、環境に慣らしていきます。
一週間くらい食べなくても問題ありませんので過剰に構わないようにしましょう。

与える餌ですが、ショップで何を与えていたか聞いておくと良いです。
分からなければ
オーソドックスな活コオロギを用意しておきます。

活き餌の大きさは、大体頭の半分くらいのサイズまで大丈夫です。
大きすぎる場合、詰まったり口の中を噛まれて嫌いになったりします。
逆に、活き餌が小さすぎると栄養が少ないので、ちょうど良いサイズを選びましょう。

☆ベビー~成長期にかけて

基本的に活き餌で様子を見ます。
この時期は頻繁に脱皮を繰り返しますので
しっかりカルシウムと栄養を摂れるようにしてあげましょう。

コオロギ、レッドローチ、デュビアなどをカルシウムパウダーに付けてから与えます。

おすすめはマルベリーCa
2種のカルシウムと桑の葉パウダーが入っています❗
2種のカルシウムがはいってることによって、吸収されにくいカルシウムが効率的に吸収されます
雑食のフトアゴには桑の葉の栄養は必須のものになりますので、野菜を食べてないベビー期から与えたいですね。

フトアゴの脱皮の皮はカルシウムが足りない成長期には貴重なカルシウム源となりますので、食べている場合は取り上げずに、食べさせてあげてください。

可能であれば、この時期に色々な昆虫に慣らしていきましょう。
コオロギ系、ローチ系、芋虫系
拒食になったときに色々な餌を食べれるとなおりやすいので、予め慣らしておきましょう。

他にも人工餌、野菜など食べるようなら積極的に混ぜていきましょう。
この時期は野菜や人工餌は食べなければ無理して食べさせる必要はありません。
栄養が不足するとくる病など、後遺症が残ってしまいましので、食べるものをしっかりとあげていきましょう。

ピンセットで食べる分を1日1~2回あげます。必ず午前中に済ませてあげましょう。
午前中食べて、翌朝に糞が出るというペースがこの時期は理想です。

フトアゴは意外に暑さに弱い。

今回は夏に向けて、フトアゴ熱中症について書きたいと思います。

初めての夏を迎えるフトアゴちゃんはより気を付けてあげましょう。

フトアゴは砂漠地帯にいるので、暑さにつよい❗と思われがちですが、実は暑さにはあまり耐性がありません…どちらかと言うと寒さの方がまだ耐えられます。

フトアゴが自然界で日光浴してる時間は数時間で、天敵から身を隠すため、物陰にいることが多い。
夜は気温がかなり下がる。
以上から、フトアゴは長時間真夏日の気温でいると熱中症になるのは想像つくと思います。

では、どのくらいの気温で維持したら良いのでしょうか?

バスキングスポットはいつも通り35~40℃などの高温で構いません。

避難場所となるバスキングスポットから一番遠い場所は、最高でも28℃を越えないようにしましょう。
夜はケージ全体の気温が20℃~26℃位になるのが良いです。

30℃を越える日は冷房必須です。
年間を通して光熱費がそこそこかかることを覚えておきましょう。

熱中症予防に使えるグッツも紹介します

水場を作ります。
体が沈まない位の浅いものにします。
特にベビーは溺れないように体より小さいものにしましょう。
アダルトの場合はからだ全体が浸かれるものにしてあげます。

脱水予防にもなるので、夏はとくに必要でしょう

お腹を冷やすことはタブーとされていますが、緊急時はそんなことも言ってられません。
一番涼しい場所に、体を冷やすためのものを置くのも有効です🙆

きちんと自分でバスキングやお腹を暖められる子なら、自分で選択することができます。


日光浴中に気を付けること
ベビーはプラケージひいれると、温度が急上昇して、熱中症になる場合があります
野菜や干物作りに使う、網を使ってあげると良いでしょう😃

100均等でも売ってます

アダルトになったら、様々なものが使えます。
私は100均の網を組み立てて箱状にしてます

また、温浴しながら日光浴するのも効果的ですね😃
脱水予防にもなります。

広いプールに陸地を用意してあげても良いですね。慣れてくると、泳ぐ姿も見れますよ😆

日光浴後、水を日光浴中にとってない場合は水分をとらせます。
おすすめは水や、子供用の糖分の少ないイオン飲料です。
果物ジュースや、野菜ジュースは糖分のとりすぎになることがありますので、避けましょう。(たまには良いですが、必ず食塩無添加、100%のものを選びます。)

スポイトで、口元に持ってくと飲む場合が多いです。
動かない水は認識できないので、飲ませてあげるのが手っ取り早いでしょう。

水を飲んでくれない‼場合は?


フトアゴによっては、水を飲まない子もいます。
しかし、水分をあまりとらないフトアゴでも脱水になりますので水分をとれるものを与えましょう。

おすすめは
1シルクワーム
2レタス
3キュウリ

シルクワームは体のほとんどが水分です😆
そして、餌付きも良いです。
お水嫌い、お野菜嫌いの子には、定期的に食べさせてあげると良いでしょう。

レタス、キュウリは普段の食事にはまったく向いてませんが、水分補給という意味では非常に優秀なので、水分不足を解消したいときには少しあげてみてください。


実際、熱中症になってしまった場合。
症状は
食欲不振、ぐるぐる同じところを回る。ぐったりする
口をあけてシャーと常に威嚇してくる。
などの症状が出ます。

すぐ気付いた場合は、水分を含ませたタオルでくるみ、涼しいところに移動してあげましょう。
脳まで達しているときは、威嚇が止まらないので、涼しい場所に移動した後、常温の水につけて頭まで冷やしてあげてください。
その時もお腹よりも、背中、頭を冷やすイメージで行いましょう。
落ち着いたら、水分補給をさせます。
この時は糖分の少ないイオン飲料が良いでしょう


実は危ないかも?!フトアゴの床材選び


フトアゴの環境を整えるためにはまず、元々生きてきた環境も知っておくと良いでしょう。
今回は床材に焦点を絞ってお話しします。

フトアゴは砂漠地帯のトカゲです。その砂漠は砂の砂漠と言うよりは、硬い岩盤状の砂漠です。
そのため、フトアゴ飼育にはある程度岩盤状の床材を入れていきます。

目的は違いますが、使用法で便利に使える商品があるのでご紹介します。

水を含ませて冷やすタイプの素焼きテラコッタですが、水を含ませずに、バスキングスポット、パネルヒーターの上に置くと、石と同じように暖かくなり、フトアゴの体を暖めてくれます。
軽くて、何枚も置けるのでおすすめです❗
また、色も砂漠色なのでレイアウトにも向いています。

また、歩くことで自然に爪が削れるため、爪が延びすぎることによる歩行障害なども防ぐことができます。

もちろん、プレートタイプの石や、その辺の石、レンガ等でも大丈夫です。
その際は怪我をしないように角をとったり、割れにくいものにしてあげましょう。
最低でもケージの3分の1くらいは覆うと良いです。

さて、その他の部分の床材ですがよく使われている床材のメリット、デメリットをオススメ順に記載していきます。

①紙
三枚重ねくらいにし、ひきます
新聞紙も便利ですが新聞のインクで体が汚れる、誤飲したときに良くないのであまりオススメはしません

メリット
安価、掘っても破れるので絡まる心配がない、糞の始末がしやすい。

デメリット
見た目がいまいち

②ナッツ殻サンド


メリット
多少食べても平気、見た目が良い

デメリット
糞にすぐ気づかないと掃除が大変、ケージ全掃除の時に手間がかかる、消化しきれずに腸詰まりになったケースがある

③ペットシーツ
ペットシーツは、そのまま一枚のものをひくと掘るのが好き、隠れるのが好きなフトアゴの場合
掘っても破れない、隠れてたら絡まる等があり、怪我の恐れがあります。
できれば10cm四方位にカットしてひくのが良いでしょう。
または、真ん中のみ固定など、絡まらないような工夫が必要です。

メリット
糞の掃除が楽、匂わない

デメリット
見た目がいまいち、誤飲した場合腸詰まりになる可能性が高い

他にも色々な床材が販売されていますので、レイアウトに合わせて選ぶのも良いでしょう❗
ただし、フトアゴにオススメと書いてあっても避けた方な良いものもあります。

デザートサンド(クルミ殻ではなく、砂を使ったパウダー状のもの)

この種類の床材は、狭いケージの中だと肺に入り、肺疾患を起こす可能性、誤飲による腸詰まりの可能性があるのでオススメいたしません。
また、目に入って炎症を起こす場合があります。
広い自然界と、狭いケージの中では影響力が違うので注意しましょう😃

以上です

基本的にフトアゴは掘る動作をしても掘るための砂は必要ありません。
プレートの上ではその動作により、適度に爪が削れますので無理して砂を入れる必要はないでしょう。
ただし、産卵期には土が必要になります(産卵床)ので、その際はしっかりしたものを準備してあげましょう。

フトアゴを飼育する上で必要なもの


まずは、どこでも紹介しているフトアゴに必要な飼育グッズを紹介します。

①ケージ
アダルトになった場合には横幅90のケージが必要になります。
フトアゴは上からの攻撃を一番恐れるので
前開きのものが良いでしょう

ジェックス グラステラリウム 9045 PT2613

ジェックス グラステラリウム 9045 PT2613

このように観音開きのものや

スライド式のものがあります🎵

ベビーの時は温度管理も必要になりますので、小さいケージから飼い始めるのも良いですね。
ただ、将来的には90ケージが必要になると思っておきましょう。

②ランプ、保温器具
フトアゴは昼行性で、体内で自分でビタミンD(カルシウムの吸収を助けるビタミン)を作ることができません。
また、砂漠地方のとかげのため保温が必要になります。


用意するものは
1、紫外線ランプ

2、保温球(バスキングスポット)

3、パネルヒーター
ビバリア マルチパネルヒーター 32W

ビバリア マルチパネルヒーター 32W

が最低限必要になります。

現在では、1と2が合わさったパワーサンという安価な商品が出ています(昔は高かったのです。)

ビバリア ハイパーサンUV 100W

ビバリア ハイパーサンUV 100W

他に冬には夜間の保温のヒーターも必要になります

爬虫類は赤い光を光と認識しないので、ついてるかついてないか心配という場合は光がつくものでも良いですね。

90ケージのサイズでの商品を紹介させていただきました。
どれも、ケージの大きさに合わせて選ぶと良いでしょう。
夜間用のヒーターはダントツもありますが、保温球の方が管理しやすいです。

一緒にソケットも購入しましょう❗
ケージの形にあったものを選びます

ビバリア 太陽NEO

ビバリア 太陽NEO

機能性も良く、どこにでもつけられるのでおすすめです。
天井が低い場合は
外側から照らすものでも良いでしょう
特にベビーはどこでも登ってしまうので、火傷防止のために登れないようにしておくのが大事です。

③温度管理、自動点灯管理器具
昼と夜をしっかり作るために、必要になります。
紫外線ランプ、バスキングランプはこちらを使うと良いでしょう

ジェックス タイマーサーモ RTT‐1

ジェックス タイマーサーモ RTT‐1

タイマーの設置、温度による警告、高温時の消灯ができます。
ただし、別に温度計&湿度計を置いて管理することは必須です。
温度計は安価なものでも良いでしょう。

保温球にはより安価な

ジェックス イージーグローサーモ

ジェックス イージーグローサーモ

温度調節のみのもので可です。

これで、最低限のお迎え準備は完了です。
次回はフトアゴの住みやすい環境を整えるためのグッズを紹介していきます。